エステル型コレステロール

◆エステル型コレステロール測定の臨床意義
総コレステロールに対するエステル型コレステロールの百分比(コレステロールエステル比)はおどろく程一定です。すなわちコレステロールエステルそのものを観察するよりも、コレステロールエステル比を測定するほうが疾患時の微少な変化を確実にとらえることがでま。また肝実質障害の指標として利用することができます。

かつて重篤な肝障害に起こる急速な減少をEstersturtsと称し肝悪化の徴としました。 肝硬変症や肝炎など、肝実質障害時にエステル比は大きく低下します。

検査方法: 酵素法
基準値: 90~200(mg/dl)

◆異常値を示す疾患
減少する疾患 :
 アジソン病、α-リポタン白血症、悪液質、肝細胞障害、甲状腺機能亢進症、低β-リポタン白血症、無β-リポタン白血症

上昇する疾患 :
 ストレス、ネフローゼ症候群、下垂体機能低下症、肝癌、急性アルコール性脂肪肝、経口避妊薬服用、原発性高コレステロール血症、甲状腺機能低下症、神経性食欲不振症、糖・脂質代謝異常、糖尿病、内分泌疾患、肥満症、末端肥大症


◆関連項目
総コレステロール、遊離型コレステロール