遊離型コレステロール

◆遊離型コレステロール測定の臨床意義
総コレステロールと同じようにコレステロールエステルも血清中では生理的にかなり変動をみせます。 総コレステロールに対するエステル型コレステロールの百分比、すなわちコレステロールエステル比はおどろく程一定です。すなわちコレステロールエステルそのものを観察するより、コレステロールエステル比を測定するほうが疾患時の微少な変化を確実にとらえることができ肝実質障害の指標として利用することができます。かつて重篤な肝障害に起こる急速な減少を Estersturtsと称し肝悪化の徴とした.肝硬変症や肝炎など,肝実障害時にエステル比は大きく低下します。

検査方法: 酵素法
基準値: 30~60(mg/dl)

◆異常値を示す疾患
減少する疾患 :
アジソン病、α-リポタン白欠損症、悪液質、肝細胞障害、甲状腺機能亢進症、消化不良症候群、低β-リポタンパク血症、貧血、無β-リポタンパク欠損症

上昇する疾患 :
Lipodystrophy、Weber-Christian病、von Gierke病、ストレス、ネフローゼ症候群、肝癌、急性アルコール性脂肪肝、経口避妊薬服用、原発性コレステロール血症、甲状腺機能低下症、多発性骨ズイ腫、糖尿病、肥満症、閉塞性黄疸

◆関連項目
総コレステロール 、エステル型コレステロール、コレステロールエステル比、トリグリセライド (中性脂肪)