血清脂質分画 (Lipoグラフ)
◆血清脂質分画 (Lipoグラフ)測定の臨床意義
脂質は生体内で蛋白質、糖質など脂質以外の物質とした形で存在しています。有機溶媒で抽出し血清中の脂質をエステルコレステロール、トリグリセライド、遊離コレステロール、リン脂質としこれらをイアトロスキャン(シンクログラフ)を用い、脂質のパターン分析のみならず内部標準物質の添加をすることで定量的に検出する検査です。
血清中の脂質分画測定は、疾患により特徴ある分画パターンを有することから各脂質成分の変化を同時にひとつのパターンとして得られ、得られた分画パターンより脂質の異常をとらえ、かつ比較が出来るので診断や鑑別,またパターン比較もでき予後の判定に際しても極めて有用性が高く臨床的意義も大きいとされています。
検査方法: イアトロスキャン法
基準値: EC 0.66~1.79 TG 0.10~1.24 FC 0.16~0.43 PL 0.64~1.69(ISU)
◆異常値を示す疾患
適応できる疾患:
ネフローゼ症候群、黄色腫、糖尿病、閉塞性黄疸(胆管癌、膵頭部癌、胆管炎、原発性胆汁性肝硬変)、本態性高脂血症(Ⅱb型高脂血症、Ⅲ型高脂血症、Ⅳ型高脂血症)
◆関連項目
HDL-コレステロール定量、総コレステロール、遊離型コレステロール、エステル型コレステロール(Echo)、総脂質(TL)、リン脂質(PL)、トリグリセライド (中性脂肪)、リポプロテイン(a)、リン脂質分画 (PLグラフ)、LDLコレステロール定量、レムナント様リポ蛋白 コレステロール(RLP-C)、全脂質中脂肪酸分画